高円寺で食べられる“唯一”のマーラータンまとめ

高円寺という街は、ラーメン、餃子、居酒屋などさまざまな中華料理店が顔を並べるエリアですが、「麻辣湯(マーラータン)」を専業で提供する店はほとんどありません。
そんななか、2025年3月にオープンした ヤンチャン麻辣湯は、高円寺で数少ない専門マーラータン店として注目を集めています。
四川省出身の YouTuber/料理プロデューサー「ヤンチャン」氏が監修を務め、本場の麻辣湯の風味を再現したスープと自由な具材選択スタイルで、辛さ・痺れを自分好みにできる点が特徴です。
量り売りシステムや具材の選択肢の多さ、スープの選択肢など、既存の飲食店とは異なる体験型スタイルが提供されています。
本稿では、ヤンチャン麻辣湯の特徴、人気メニューの詳細、利用のコツ、口コミ傾向などを整理して紹介します。
このお店の特徴
出典:食べログ
ヤンチャン麻辣湯の特徴は、量り売りシステムと選べるスープ・辛さ によるカスタマイズ性の高さです。
具材は冷蔵棚から自由に選べ、1gあたり一律4円(税別)で、最低200g(約880円からスタート)から注文可能という価格設定が採られています。
出典:食べログ
具材の種類は野菜、キノコ、肉、団子、海鮮、練り物など50種近くあり、ユーザー自身が自由に盛りつけ可能です。
その後、スープを「オリジナル麻辣湯」または「四川麻辣湯」のどちらかから選択し、続けて辛さ段階(1〜5、さらに「鬼辛」オプション+100円)を指定します。
特筆すべきは、スープ料金が別にかからない点。
具材と麺の重量のみで価格が決定される方式を導入しており、スープ自体の追加コストがかからない点が、他店とは異なる運営形態です。
また、麺(春雨など)も具材の一部として同一の量り売り対象として扱われる方式で、麺なしで具材重視にもできます。
これにより、少量で色々な具材を楽しみたい人から、しっかりボリューム重視の人まで幅広いニーズに対応できる柔軟性を持っています。
加えて、プロデュース主体がヤンチャン氏という点が話題性も引き寄せ、オープン直後から注目を集めています。
これらの特徴により、ヤンチャン麻辣湯は「提供側でメニューが固定された料理」ではなく「客自身が完成形を作るスタイルの麻辣湯店」として、他店との差別化を図っています。
人気メニュー徹底解剖
以下、ヤンチャン麻辣湯で特に注目すべき3つのスタイル(タイプ)のメニュー構成を紹介していきます。
オリジナル麻辣湯(デフォルト構成)
出典:食べログ
オリジナル麻辣湯タイプは、ヤンチャン麻辣湯の基幹メニューのひとつで、まずは具材(野菜、きのこ、練り物、肉など)を冷蔵棚から自身で選び、ボウルに盛ってからスープと辛さを指定する流れです。
このタイプでは、辛さ1~5段階から選択でき、比較的マイルドな方向性を求める人向けに「ピリ辛」〜「少し辛い」あたりが設定されています。
スープの風味は、辛さと痺れが控えめに設計されており、具材本来の味を引き立てるようなバランス感覚が意識された仕立てで
このタイプの楽しみ方として、野菜やきのこを中心に量を多めに取るヘルシーな構成や、肉・団子類を強めに加えてコクを重視するアレンジどちらにも対応できます。
麺(春雨など)も具材の一部として盛ることができ、麺の量や種類で食感や満足感を調整できます。
特に野菜を多く取りたい人には適しており、あっさりした飲み口を楽しみたい時に選ばれやすいタイプです。
四川麻辣湯(辛党/刺激重視型)
出典:食べログ
辛さと香り、痺れをしっかり味わいたい向けには、四川麻辣湯タイプが用意されています。
こちらは、唐辛子や花椒、八角、フェンネルなどを多用したスパイス構成で、スープの厚みや香りの強さが際立つ設計です。
この四川麻辣湯は、選択できる辛さレンジが4〜5段階以上からとなるなど、通常のオリジナルタイプよりも刺激を強めに設計されている傾向があります。
このタイプでは、濃厚なスープと具材の風味が交わることで、辛さ・痺れ・旨みのバランスが立体的に感じられます。
特にキノコ、木耳、豆腐、厚揚げといった素材がスープを吸いやすく、スパイスの余韻を強く残す相性の良さがあります。
また、羊肉や牛肉、魚団子、海鮮系トッピングなどを加えることで、スープの厚みと旨みがさらに高まるアレンジも人気です。
辛さを4〜5と指定した際には、スープの油分や辛さの刺激が前面に出てくるため、初心者は注意したほうがよいとの声もありますが、麻辣湯愛好者には本格派の選択肢として支持されています。
これら3タイプ(標準オリジナル、四川強化、アレンジ型)を組み合わせて試すことで、ヤンチャン麻辣湯の魅力を余すところなく堪能できます。
注文方法
出典:食べログ
ヤンチャン麻辣湯の注文方法は以下のような流れです。
↓
盛ったボウルを店員に渡し、 スープ(オリジナル/四川) と 辛さレベル(1〜5、鬼辛オプション) を伝えます。
↓
その場で 先払い を済ませ、番号札を受け取ります。
↓
番号が呼ばれたら、完成した麻辣湯を受け取り、席でいただくか持ち帰るスタイルです。
量り売り方式であり、具材や麺を詰め込んだ重量によって価格が決まるため、盛りすぎに注意することがポイントです。
メニュー
マーラータン(スープ)
・四川麻辣湯
量り売りの為、料金変動(1g4円で最低でも200g800円から)
トッピングメニュー(無料分)
・白菜
・小松菜
・青梗菜
・タアサイ(人気)
・ほうれん草
・豆苗
・春菊
・葱
・厚揚げ
・唐揚げ
・スパム
・ウインナー(人気)
・干豆腐
・かぼちゃ
・れんこん
・じゃが芋
・うずらの卵
・えのき
・しいたけ
・平茸
・ぶなしめじ
・まいたけ
・エリンギ
・パプリカ
・カニかま
・もやし
・キクラゲ
・イカ団子
・えび団子
・魚団子
・鶏づくね
・えび
・牛肉
・豚肉
・羊肉
トッピングメニュー(有料分)
味玉:200円
チーズ:200円
チャーシュー:200円
ライス:200円
ドウファ:280円
辛さ
2:少し辛い ※初心者
3:スタンダードの辛さ
4: 辛
5: 激辛
∞:鬼辛+100円
口コミ要約
ヤンチャン麻辣湯の口コミには、
・組み合わせ自由で楽しい
・スープの香りや辛味がしっかり感じられる
などのポジティブな声が多く見られます。
・量り売りが面白い
など、利用者参加型スタイルを評価する感想が目立ちます。
一方でネガティブな意見としては、
・辛さを上げると刺激が強すぎて塩気や辛味が目立つ
・量り売りの盛り加減で結果が変わるのでコスト管理が難しい
といった指摘もあります。
総じて、ヤンチャン麻辣湯は「本場感を追求した麻辣湯を、好みに応じてカスタマイズできる楽しさ」という魅力を提供しており、コストパフォーマンスや辛さ設計には注意が必要という認識が、利用者間で広がっています。
注文Tips
・辛さは1〜5段階+鬼辛オプションがありますが、四川スープは4辛以上から選べるように設定されているため、辛味初心者は最初は2〜3辛から試すと安心。
・混雑時間帯(ランチ・夕食)には待ち時間が発生しやすいため、早めの来店やピークを避けた時間帯が狙い目です。
・スープ・辛さの指定後には「変更不可」となるケースが多いため、具材を選ぶ前にスープの特性・辛さレンジをあらかじめ把握しておくとスムーズです。
・同伴者とのシェアを考えている場合は、具材を分け合って少しずつ試すスタイルがコスト抑制にもつながります。
店舗詳細・地図
出典:食べログ
住所:東京都杉並区高円寺北3-33-16
電話番号:03-6383-0776
アクセス:JR中央線 高円寺駅北口徒歩3分
営業時間:11:30~22:00(通し営業)
予算目安:1,000円~1,999円
支払い方法:クレジットカード可(VISA, Master, JCB, AMEX 等)
席数等:24席(カウンター8席+テーブル16席)全席禁煙
予約:不可
まとめ
ヤンチャン麻辣湯は、2025年3月に高円寺の庚申通り商店街にオープンし、地域では数少ない本格麻辣湯専門店として注目を浴びています。
量り売りスタイルとスープ・辛さの選択肢、具材自由選択という仕組みによって、「自分だけの麻辣湯」を作る楽しみを提供しています。
スパイス感や旨味をしっかり感じたい方には四川タイプの辛さが刺さりますし、控えめに楽しみたい人でもオリジナルタイプで調整可能です。
口コミ評価は高評価が目立ちつつも、具材量によるコストの上昇や辛さ調整の難しさを指摘する声も見られます。
注文時は具材の選び方や辛さレンジを把握し、ピーク時間を避けるなど工夫するとより快適に楽しめるでしょう。
高円寺界隈で「唯一無二のマーラータン体験」を求めるなら、一度足を運んで確かめてみる価値ある店舗です。