たった2軒の穴場!石川県のマーラータンのお店まとめ

石川県で本格的なマーラータンを楽しめるお店は決して多くありません。
その中でも「アイレット キャンティーン」と「凱旋麻辣湯」は、数少ない専門店として注目を集めています。

どちらも個性が光り、前者はカフェスタイルで冷やし麻辣湯やアジアンごはんを提供し、後者はセルフで具材を選ぶ本場仕立ての麻辣湯を展開。
今回は、この2軒を“石川県のマーラータン穴場”として詳しくご紹介します。

アイレット キャンティーン

このお店の特徴

出典:食べログ

アイレット キャンティーンは「雑貨屋」や「レコード店」といった空間に挟まれた立地にあり、店舗としての存在感を控えつつ、隠れ家的な雰囲気を持っています。
店内はカウンター中心のミニマルな構成で、ひとり客も入りやすい構造です。

通常のランチ営業(11:00〜16:00)に加え、夜の営業は“完全予約制”という仕組みを採っており、通常営業時間外に訪れたい場合は事前予約が必要です。

また、公式Instagramや店頭で「冷やし麻辣湯が人気」「辛さ調整可」といった情報発信をしており、エスニック系・アジアン混合スタイルの料理を推している点が目立ちます。
さらに、アサイー/グリークヨーグルトなどのメニューについて、特定日にテイクアウト限定で展開する「アサイー & グリークヨーグルトの日」も運用されており、日によって提供形態を変える特色があります。

こうした、飲食+雑貨・レコードと融合した雰囲気と、営業時間の変動・予約制を併用するスタイルが、この店ならではの個性になっています。

おすすめメニュー

アイレット キャンティーンでは、冬夏を問わず「麻辣湯(マーラータン)」を冷製・温製の形式で提供しており、辛さや具材の調整ができるメニューが人気を集めています。
特に「冷やし麻辣湯」が夏場の代表メニューとして紹介されており、辛さカスタム可。爽やかさと辛さが楽しめるのはポイントです。

この麻辣湯(店内では “ダーラーピー” と呼ぶこともあるようです)は、ベースとなるスープに多様な具材を乗せ、自分好みの辛さ・しびれに調整可能なスタイルです。
スープは四川系の麻(しびれ)・辣(辛さ)を備えつつ、雑味を抑えたクリアな味わいを意図しており、エスニック初心者にも受け入れやすいバランスを保っています。

具材は、野菜(キャベツ、もやし、キクラゲ、青菜など)・豆腐・キノコ類・魚介や肉類など多彩な種が選べ、カスタム形式により「自分だけの一杯」を構成できる楽しさがあります。
辛さは Mild(やや甘め)、Medium(ほどよく刺激的)、Hot(辛味強め)など複数段階で選べる方式を採っており、辛いものが苦手な方でも Mild からトライできるよう配慮されています。

冷製タイプは、夏場には甘酸味やスッキリ感を加えた冷たい麻辣湯で提供され、暑さを和らげつつもスパイシー感を維持する構成。
温製タイプは、寒い季節や温まりたい時に体を芯から温めるスープとして楽しめます。

どちらでも、香菜や葱、酢、香味油などで風味を重ね、最後まで味変を楽しめる構成です。

出典:食べログ

加えて、麻辣湯以外にも同店は参鶏湯、滷肉飯(ルーローハン)、ガパオライスなどのアジアン・混成的な料理を展開しており、麻辣湯と組み合わせて多様な選択肢を提供しています。

特に滷肉飯は、台湾風の煮込み豚肉をご飯にかけたメニューで、麻辣湯のスパイシーさと反対方向のコクや甘味を補う存在として好相性です。
他の人気メニューとして、ガパオライスやスパイス&夏野菜を合わせたプレート形式の “エスニックごはん” も一定の支持を得ており、辛さを抑えた優しい味付けで提供されることもあります。

総じて、アイレットキャンティーンは、麻辣湯(ダーラーピー)を軸に、具材・辛さを自由に調整できる“パーソナル麻辣湯”提供スタイルと、エスニック/多国籍料理メニューとの併用、さらに雑貨・レコードとの店内融合的空間が、他にない魅力を形成しています。

店舗情報

出典:食べログ

店名:アイレット キャンティーン(Islet Canteen)
住所:石川県金沢市有松5-10-27
電話番号:076-259-6131
営業時間:11:00〜16:00(ラストオーダー 15:00)
定休日:火・水定休/月曜・木曜以外営業(ただし月曜も一部休みあり)
駐車場:あり
アクセス:北陸鉄道バス「上有松」バス停から徒歩 / 押野駅から1.7kmほど
座席・雰囲気:カウンター席6席程度の小さな店、全席禁煙
決済方法:カード(VISA、Master、JCB、AMEX)や交通系電子マネー、iD、QUICPay 等使用可

凱旋麻辣湯

このお店の特徴

出典:食べログ

凱旋麻辣湯は、「金沢市で本格麻辣湯を専門に提供する店」として位置づけられており、客自身が好みの具材を選び、スープと組み合わせてオリジナルの一杯を作るスタイルを採用しています。
具材コーナーをセルフ方式で選ぶ仕組みを導入。「好きな具材を選んで、その場で調理」と宣言されており、自由度の高い注文方式がウリになっています。

また、料金は具材の重さ(グラム)ベースで算出される方式を採用し、透明性を確保している点が特徴です。
ただ、むやみやたらに量を増やすと結構な金額になるのでご注意を。

ランチタイムには1,000円以上の注文で春雨かご飯のサービスが付く特典も。
さらに、スープの種類を複数から選べる点も差別化要素で、麻辣(マーラー)スープに加えて牛骨スープ、トマトスープ等の選択肢があります。

飲み物・調味料・箸・レンゲ等はセルフで自由に取れる配置となっており、気取らないカジュアルな雰囲気を重視しているのです。
これらの要素、つまり

・具材セルフ
・重さ課金
・スープ選択制
・ランチ特典
・セルフ備品配置

といった仕組みを組み込んだ営業スタイルが、他店との差別化を生み出しています。

おすすめメニュー

凱旋麻辣湯の中心メニューは麻辣湯(マーラータン)であり、以下のような構成・注文方式が確認されています。

メニュー構成・基本方式

出典:食べログ

いくつか重複しますが、自分で具材コーナーから好みの食材を取る(野菜・豆腐・きのこ・肉・魚介・練り物・麺類など)というセルフ形式です。

具材を取った後、その重さ(グラム)に応じて料金を課金する体系。
例えば、レビューでは「3.3 円/1 g」の均一価格を採用しています。

重さを計量した後、支払いを済ませ、番号札を受取。
店側が調理して完成したら番号で呼び出す方式です。

スープは麻辣スープ・牛骨スープ・トマトスープから選択可能で、初めましてなら麻辣を選ぶことを推奨します。
ランチタイムには、合計金額が一定額(1,000 円を超えるなど)を超えると、ご飯または春雨が無料でサービスされる特典付き。

出典:食べログ

また、提供場所には調味料(辛系調味料、にんにく、その他6種類程度)・飲料・箸・レンゲ・おしぼり等がセルフ形式で自由に取れるように配置されています。

注目具材・おすすめ組み合わせ

出典:食べログ

・チンゲン菜、白菜、モヤシ、タケノコ、さつまいも、キクラゲ
・肉類として鴨肉・豚肉・鶏つみれ
・練り物・こんにゃく・トッポギ、餃子・アサリ
・麺類・春雨・刀削麺・シラタキ

加えて、目玉焼き風天ぷらをトッピングにする例もあり
このように、野菜・肉・海鮮・練り物・麺系を豊富に組み合わせて、自分だけの麻辣湯を作る楽しみがあります。

例えば、麻辣スープ+鴨肉+白菜+モヤシ+キノコ+餃子+麺という構成で、適量を取ると税込で1,000 円前後になるのです。
さらに、この構成で合計1,000 円を超えると、ご飯または春雨のサービスが受けられるため、具を少し増やすモチベーションが高くなります。

総評とおすすめスタイル

凱旋麻辣湯は

・選ぶ楽しみ
・具材の重さで価格変動
・複数スープ選択可能
・ランチ時特典

の組み合わせにより、来店者一人ひとりがパーソナルな体験を得られる麻辣湯専門店です。

麻辣をベースにスパイシーさをしっかり感じたい方は、まず麻辣スープを選択。
具材は野菜を中心に取りつつ、少量の肉・海鮮・練り物を混ぜる組み合わせがバランスがよいです。

麺や餃子を加えると腹持ちもよくなるため、適度な量を取ることがポイントです。

具材を多めに取ると価格が上がるため、盛り具合をコントロールしながら、1,000 円前後を目安に調整するとコストパフォーマンスも良好です。
また、ランチ時間帯ならサービス条件を満たしてご飯や春雨を得られる点も活用したいところです。

セルフ備品・調味料配置にも自由度があり、

・辛さを後から調整したい
・風味を変えたい

という要望にもある程度対応できるスタイルと言えます。

店舗情報

出典:食べログ

店名:凱旋麻辣湯(Gaisen Maratan)
住所:石川県金沢市割出町168-1
電話番号:076-208-5464
営業時間:11:00 ~ 14:30(ラストオーダー 14:00)、17:00 ~ 21:30(ラストオーダー 21:00)
定休日:火曜日
駐車場:有り
アクセス:北陸鉄道「三口駅」から徒歩10分ほど
支払い方法:カード(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners、UnionPay)、電子マネー(交通系IC、iD、QUICPay)、QR決済可

まとめ

石川県でマーラータンを味わいたいなら、「アイレット キャンティーン」と「凱旋麻辣湯」の2軒は外せません。

アイレット キャンティーンは女性ひとりでも入りやすい雰囲気の中で、冷やし麻辣湯や台湾・タイ料理などを楽しめるカフェ系の隠れ家。
一方、凱旋麻辣湯は具材を自分で選び、重さで料金が決まるスタイルで、自分好みの一杯を作れる専門店です。

異なる魅力を持つ2軒を巡れば、石川におけるマーラータンの奥深さを体感できます。